STEP・1【捨てる自分をつくる】まずは固定費の見直しをして、自分の支出を「消費」「浪費」「投資」に分けて考えます。「消費」生活のために欠かせない支出。「浪費」生活に支障のない支出。「投資」将来の自分のためになる支出です。

いざという時に貯金がないとチャンスを逃すことがあります。経済学の言葉に「機会損失」という言葉があります。お金が必要な時に、十分な貯蓄がなければ、大きなチャンスを逃してしまうのです。

お金を貯めるためには、「ムダな支出を減らす」ことが不可欠です。そのためには日ごろから「不要なものを捨てる」ことを心がける必要があります。また予定もぎゅうぎゅうに入れていれば、ふいに訪れた出会いのチャンスに対応できないことになるので、ほどほどの空白を作り、臨機応変に対応できるようにしておく。

身の回りを整理すれば、買い物の意識も変わる。だからクローゼットを整理し、必要不可欠な衣類は何かわかれば衝動買もなくなります、冷蔵庫を整理し、食材が把握できれば、ムダな買い物を控えるようになります。また買い物する時は、これは本当に必要かなど自分に問いかける必要があります。

身に回りの不必要なものが整理できれば新たな収納を買う必要もなくなり、そこに使おうと思っていたお金を貯金にまわせます。ものが増えると掃除が煩雑になる。家が片付いていれば、20~30分程度で済む掃除も、散らかっていれば2時間以上費やし、やがて掃除そのものが億劫になります。