相談者二人目は信一さん55歳、京子さん55歳のご夫婦で、先代から続く酒屋経営・子供が独立・現在は二人暮らし。【貯金300万円、しかも少ない国民年金でどうやって生きていけばいいのか】

酒屋経営で夫婦で働いていますが、大手のスーパーも近くにできて売り上げは落ちて、娘や息子を育て上げたら、貯金が300万くらいしかないし、もらえる年金も国民年金なので、会社員より少なく老後破綻になるかもしれない状況です。

旦那さんの信一さんは酒屋からコンビニ経営に切り替えってはどうかと考えています。三軒隣のコンビニ経営している人に聞いたら、自己資金300万円でできると聞いたみたいです。奥さんの京子さんは、老後は店をたたんでアパート経営に切り替えたいようです。

横山光昭さんはコンビニ経営について繁華街ではなく、しかも三軒隣にコンビニがあるのなら、いい条件とは言えないでしょう。フランチャイズに加盟して店をオープンさせたものの本部に納めるロイヤリティーが支払えず悩んでる人も多く、24時間営業は若くない夫婦には大変です。

またアパート経営についても立地の良い場所でないと難しいです。仮に土地を担保に入れてローンを組むことができたとしても、入居者がなければ返済していけません。リスクが大きすぎます。そもそもアパート・マンションの経営にはさまざまな知識が必要で俄か勉強でうまくいくほどで甘くないです。

つまり信一さんも京子さんも短絡的にコンビニ経営やアパート経営と言っていましたが、現実はやっぱり厳しいものです。