先日書いたように貯金することに挫折して自暴自棄にならないためには、横山光昭さんは「まずは毎日の支出を把握しましょう」と言っています。何にいくら使っているかという現状を把握することが支出ダイエットと直結しています。
だいたいの使い方のパターンが固定しているために、余計な浪費に気づきづらいケースが多いです。自分の無駄遣いの癖を自覚するためには家計簿をつけることが有効です。そして家計簿から見えてくる浪費を改善していくことが、家計簿をつける目的です。
横山光昭さんは生活費には、収入に対する理想の割合がありますと言っています。ミワさんのような単身者世帯の場合は、住宅費:25% 食費:12% 水道光熱費:4% 通信費:1% 生命保険料:2% 医療費:1% 日用品費:1% そのほか:21% 預貯金:33 %です。
家計の支出には「固定支出」と「変動支出」の2種類あります。家賃、新聞代、保険料、インターネット料など、毎月決まってかかる固定支出を少しでも抑えることができないだろうかと考えることが第1ステップです。
自動的に引き落とされているだけで、本当に必要なものかどうか考えること、本当は必要ないものがあるかもしれません。また安いプランの変更することが可能かどうか検討しましょう。しかし冠婚葬祭や贈答品にかかるお金は惜しまず、メリハリのあるお金の使い方を心がけましょう。
横山光昭さんはお金の使い方には「消費・浪費・投資」の3パターンあると言っています。
【消費】食費・日用品など生活に必要な出費。
【浪費】衝動買いやギャンブルなどの無駄な出費。
【投資】貯金や学費など将来のための出費。
家計簿から自分の出費が上のうちどれに当たるか考えることが大切です。