横山光昭さんは、信一さん・京子さんが夫婦でしっかり話し合うこと大事ですと言い、またお互いがお金の使い道に批判的であることが多いようです。たとえば信一さんの飲み代、京子さんの美容代が必要経費であることを認め合い、そのうえで完全お小遣い制にすることを提案しています。

少し戸惑う信一さんです。(小遣い制になると確実に飲み会の回数を減らさないといけないため)横山光昭さんは信一さんの習慣的に続けてきたことだけに気づいていないかもしれませんが、無制限に飲み代を使って、尚且つ貯金もするなんて不可能ですと言っています。

貯金をしている人の多くが自分なりのルールを持っています。貯金は夫婦がお互いに自己管理に努めるということの積み重ねでしか実現できません。お互いのお金を小遣い制にすることで自己管理していきます。

自分のお小遣いが何に使うのかは自由ですが、使いすぎた分の落とし前は自分でつけるというのがルールです。たとえば信一さんの場合はお小遣いの範囲内でまかなえない飲み会は控える。京子さんの場合は3ヶ月に一度買う化粧品があるなら、その分2ヶ月間の間にためておくというように自分でやりくりします。

夫婦のお金は二人で協力して築くものです。やりくりも平等にというのが本来のあるべき形だと言っています。夫婦で心を一つにしながら家計を整理することが老後破綻を回避するための近道だと言えます。