55歳の夫婦の信一さん・京子さんですが、日本の二人以上の世帯における平均貯金額(令和元年の5月の発表です。総務省家計調査の統計・2018年)1752万円です。これは通帳に入っている貯金だけではなく、有価証券や生命保険解約払戻金料なども含まれています。

それにこの金額は平均額です。一部のお金持ちが数字を釣り上げていると考えることができます。実際に貯金がほとんどないという50歳代世帯は全体の3割と言われています。(中央値は900万円)

最近は晩婚化に伴い親になる年齢も高齢化していますので、50歳代になっても子供に学費がかかっている人も珍しくないです。貯金がないからといってコンプレックスを抱くことはありません。そもそも人の家と比べて落ち込むことにはなんの意味もありません。

50歳代であればお子さんが巣立ってから仕事をリタイアするまでのあいだがあるなら、そこが貯蓄適齢期ということです。今が最後のチャンスということです。ともアドバイスされています。

そもそも自営業には定年がないので十分な貯金が作れなかった場合には働き続けるということもできます。そしていつでも「貯金しなくっちゃ」から「今ある貯金を切り崩さないようにしよう」にシフトチェンジして、夫婦で食べていけるだけでいいとゆったりした気持ちで働くことができます。

今はまず生活を縮小して貯金を少しでも増やしておくことが大切です。