ファミレスに由美子がついて、店内に入って行くと川崎麗奈と彼女の彼氏、それから同じミステリー同好会の先輩で、先日由美子と起業について話していた、4人の起業した先輩部員たちも店の中にいた。由美子は川崎麗奈の隣に座った。そしてそこにいる人たちを見渡しました。

「由美子さん、僕たちがここに居て驚いているようですね。僕たちにとっても松田響輝さんは大切な後輩で、ミステリー同好会の仲間です。それに僕たちも松田さんが、人を殺すような人では絶対にないと確信しています。彼はまだ意識は戻らないですが、きっとよくなるでしょう。」

4人の先輩の1人がそう言った。

「私もそう思います。彼のために何かできることがあるのでしょうか。」

由美子は心配そうにそう言った。川崎麗奈の彼氏は話し始めた。

「僕たちにできることはただ一つ。彼の疑いを晴らすことです。」

由美子は驚いて、川崎麗奈の彼氏の顔を見た。

「そうよ。由美子さん彼の言う通りよ。私たちが力を合わせて犯人を捜すのよ。」

「麗奈さん、私たちにそんなことできるのかしら。警察でも探偵でもないただの高校生の私たちに……」

「何を言っているんだ。僕たちはミステリー同好会の仲間だ。だから僕たちにできないことはない。それに、僕たちには多くの仲間がついている。その人脈を駆使すれば、不可能ではないと思うよ。やるだけやってみようと思うんだ。」

 由美子は少し考えていたが、何もしないでただ心配しているよりも、そうする方がきっといいだろうと思った。

「じゃあ!なにからはじめるの。」

「それを今から考えるのだが、ここではやはり人目がありすぎる。これから学校に行って、ミステリー同好会の部室だったら、何の気兼ねもいらないしちょうどいい。今後あの部室を捜査会議の部屋にしよう。また他のミステリー同好会の仲間も協力してくれるかもしれません。」

「わかりました。じゃあこれから移動しましょうか。」

 由美子、川崎麗奈と彼氏、先輩4人はファミレスを出て学校に向かいました。

投稿者

ほたる

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