先日は原田ひ香さん著作の『三千円の使いかた』について少し紹介しましたが、その時美帆さんのことについて少し触れましたが、憧れのOL生活をしようとお金を使い節約・貯蓄ができない美帆さんも、読み進むうちに成長していき、節約とは無縁の家族の中で育ち借金のある,翔平と結婚し二人で力を合わせて生活していこうとするところで終わります。
この本の中で一番貯金額の多い、祖母の琴子さんについても一千万円を貯めていたが、それでも年金と合わせても不安で、73歳にして就職活動に取り組み、見事に働き始めました。しかしその結果よりも、そこに至るまでの琴子さんの気持ちも事細かに書かれています。
また琴子さんは安生さんに出会います。年齢差のある友人ですが、この安生さんにも人生の転換期に、琴子さんは大きな影響を与えたことは間違いありません。
自由を愛して放浪するような生活を好んでいました。永く付き合っている友友達のような恋人きなりさんがいましたが、結婚という選択肢は安生さんからは出てこず、そのうちに放浪中に出会った女性に子供ができたと迫られ、結婚を余儀なくされるかと思った時、結婚するならきなりさんがいいと思いました。
そして子供ができていなかったことで、その女性との結婚がなくなったとき、きなりさんとの仲なおりしたいと考えていました。