先日紹介した土井善晴さん著作の『一汁一菜でよいという提案』の中では日本の伝統的な日常の食事の形と書かれてました。土井善晴さんは質素な食事を提案しているのではなく、現在の人々は一汁三菜というものが日常の食事と考えているようです、
それというのも外で食事をするとき、定食などを注文するとご飯・味噌汁・漬物にあと一種類焼き魚とか生姜焼きなど魚や肉などがついてきます。またファミリーレストランなどでもご飯若しくはパンとスープ・サラダなどと主食とされる肉や魚の料理がついてきます。
このように私達は知らず知らずのうちに、一汁三菜が食事の基本形と思い込んでいました。
土井善晴さんは今も昔も忙しい日常にあって、一汁三菜の食事の形は料理のハードルを上げることになり、毎日の食事を作ることが重荷になるので、ついつい外食やスーパーの出来合いですませてしまう人もいるようです。
日常の食事とは具沢山な味噌汁と漬物を用意することで十分で、余裕のある時に豆腐や納豆などをつければ良いということです。食事を作るハードルを下げることで、日々自宅で食事を作ることができます。
しかもさらに土井善晴さんは現在のような一汁三菜で、肉や魚などの料理をつけるのは特別な時の料理でいわば晴れの日の食事と言えます。それに比べて一汁一菜の食事は家庭で作る日常の食事ですとも書かれていました。
そうなんだと納得しました。土井善晴さんはその他にも食事に関して書かれていましたが、それはまた次にします。