原田ひ香さん著作のの『財布は踊る』という本を読みました。同じ原田ひ香さん著作の『三千円の使いかた』ですごく勉強になって、面白かったので『財布は踊る』を読んでみることにしました。

この小説は財布をめぐっていろいろな人たちが物語を繰り広げていきます。

第一話 財布は疑う として、葉月みづほという主婦が、夫の雄太と幼い息子の圭太と共に生活していました。みづほは専業主婦で日々子育てしながら、節約にも頑張っています。そんなみづほはハワイ旅行に家族で力に行くため、貯蓄六十万円を目指していました。

それとみづほさんはヴィトンの財布も昔からほしかった。ヴィトンの財布は一度買ったら、修理しながら長く使える。高くてもそれだけの値打ちのあるものです。

そしてみづほと雄太と圭太が三人でハワイに行き、ヴィトンの財布も手に入れました。うれしいのもつかの間、雄太がリボ払いを利用していたことが発覚する。しかも雄太自身に自覚がなかったので長期にわたって利用していたので、気づいたときには莫大な借金になっていました。

そしてどのように返済していくか、夫の雄太の両親、特に義母にはあっけなく断られ、女で一つで育ててくれた、みづほの母親の貯蓄をすべて借り入れ、やっと手に入れたヴィトンの財布もメルカリで売ってしまわなければ、ならなくなりました。

みづほはその後も成長して再び登場します。