3章【ひとりでも楽しんで食べる】おいしいものは無条件に人をしあわせにしてくれます。人は生きている限り食べ続けるので、自分で楽しみながらおいしいものを、ずっと作っていこう。
外食やデリを楽しむのもいいですが、家で作ったおかずをご飯や汁物と食べることが基本です。ひとりでもきっちり料理し、盛り付けて食卓で食べる。それが自分が食べることを楽しむためには大事なことです。
阿部絢子さんは昔から食器が大好きなので、決まった陶芸家の和食器を年に一回少しずつ買い足したこともあったようです。またどんないいものでも自分用、来客用と分けず、普段使いしてきたそうです。簡単な手料理も器によってグンと引き立ちます。これもひとりご飯を楽しくするコツです。
阿部絢子さんは余分な食材は買いだめはしませんとのことです。顔なじみのお店の人と、おしゃべりしながら品定めします。産地を聞いたり、おすすめの食べ方を教えてもらったりしています。ちゃんと旬のものを探せば、おいしく体に良いものが安く手に入ります。
ときにはちょっと贅沢にデリやお取り寄せで食卓を豊かにします。
阿部絢子さんは【ひとりでも楽しく食べる3カ条】として①食材を買いすぎない、無駄にしない。②いいかげんに作らない、いいものを食べる。③食器やしつらえにこだわる。ということです。