4章【ひとり暮らしのお金と心】阿部絢子さんは自分の年金受給の申請時期で誤算があって、思っていたよりも年金の手取りが付き額が少なく、予想外だったため、その経験から他の人へのアドバイスとして年金や保険料について調べることが、大切だと言っています。

老後資金についてもきちんと考えておく時には、どれくらいの資金が必要なのか。たとえば日々の暮らしのために出ていくお金を予想する。また自分が何にお金を使いたいのかを考える。

今度はそのお金の中からどうやってやりくりしていくのかを考えます。日々のお金の出入りを把握して、身の丈に合った生活設計をします。自分のお金の使いかたの傾向を知ることは大事です。まずは1か月間実際の支出を書き出す。それを見て対策を立てることはできます。

不足分は節約だけで埋めずにできる範囲で働くことを考える。貯金の切り崩しは最後の最後と考えます。それと若い頃のように見栄を張らないことが大切です。不要なものにはお金を払わない、心から楽しめる付き合いだけにしましょう。

お金が足りなくなっても、借金はしない、他人に頼らない自分で何とかならないか考える。また使いたいことのためには、小さく貯める習慣も大切です。また未来の生活にも目を向けて考えます。