以前私が読んだ横山光昭さん著作の『退職金がでない人の老後のお金の話』を今一度読み返すことにしました。この本は第三章から成り立っていって、三人の人が登場して、それぞれの生活に対してどうしていくかを書いています。
【第一章】ミワさん・55歳・事務職・結婚歴なしの一人暮らし 給料削減、貯金ゼロ、退職金も貰えないミワさんの老後はどうなるのか。
ミワさんは退職金がもらえなくなったと嘆いていました。しかも給料も削減されて、ボーナスも雀の涙のため、生活するのが精いっぱいで貯金なんてできないとも言っていました。そのため私の老後はどうなるのでしょうかと不安がっていました。
横山光昭さんはこのミワさんの状況に対して、退職金に依存しないで生きるという方法をアドバイスします。現在はバブルの頃とは日本経済そのものが違うので、雇用形態も変容してきました。退職金は終身雇用が当たり前だったからこそ成り立つ制度で現在にはフィットしなくなっています。
退職金がないのなら、ないものにすがっても意味がないので、退職金がないのであればどうするかとスパッと気持ちを切り替えて、自己責任で生きると覚悟を決めることから始めます。【生き抜く力のある人=自己責任で生きている人】
老後の生活を不安なく過ごすには、お金がどのぐらい入るかではなく、どう使うかが要です。最悪なのは自分はもうダメだと決めつけてレースから降りてしまうことです。「退職金がなくなったてなによ」という意気込みで少しずつでも歩みを進めていけば問題はないと言っています。