年金を 納めていない人の末路についても横山光昭さんは年金を納めるのは日本国内に住む20歳以上、60歳未満の人の義務です。厚生労働省の調査によると、平成29年度の国民年金保険料の納付率は66.3パーセントと3割以上の人が払っていないです。

しかし払いたくないから払わないという理屈は通りません。しかもほかにもデメリットがあります。

年金の役割には65歳時に受け取れる『老齢基礎年金』のほかに、65歳未満であっても障害者になった時に受け取る『障害基礎年金』、加入者が死亡した時に遺族が受け取る『遺族基礎年金』があるのですが、払っていない人はいずれも受け取ることはできません。

それに払った分しか年金につながりません。満額を受け取ることができるのは20歳から60歳までの40年間(480カ月)にわたりひと月も欠かさずに納めた人だけです。この場合の老齢基礎年金は月額約6万5000円ですが、10年間収めた人の場合は月額約1万6000円となります。

ちなみに40年間納めていない人でも、60歳から65歳まで任意で国民年金保険料を納入して加入付きを増やすことができます。年金に関しては誕生日月に『ねんきん定期便』というはがきか、封筒が届きます。それを見れば将来のもらえる年金支給予定額がわかります。

『ねんきんネット』に登録すれば、WEBで年金加入歴や将来の見込み金額を簡単に調べることができます。たとえ少額であったとしても、ないよりはあった方が良いです。だから自分の年金額についても調べておく必要があります。